配偶者ビザ更新を忘れて期限切れになった場合

在留資格の更新を忘れて期限切れになった場合【配偶者ビザ】ビザ更新を忘れて期限切れになった場合

 

このコンテンツは、在留期限満了後にビザ延長手続きを忘れてしまった場合の対処法をご紹介します。

 

ビザには期限があり、1日でも過ぎてしまったらオーバースティ(不法残留)扱いになります。

 

基本的な対処法は入管局に出頭する一択ですが、各人が置かれた状況で変わってきます。
慌てて入管局に駆け込むのは、危険な場合があります。

 

悔やんでもビザ期間が過ぎたことは変わりません。
過ぎたことは仕方がありません。

 

今の状況で出来ることを一つ一つクリアしましょう。

 

コロナウイルスの影響で、更新申請が1か月猶予されています。

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの対策で、ビザの更新と変更申請の受付期間が変更されています。
窓口の混雑で、新型肺炎の拡散を防ぐのが目的です。

 

具体的には、ビザの延長と変更の期限が1か月伸びます。

 

対象者:2020年3月中に在留資格の満了日が来る外国人。

 

※2月以前に期限が切れた人は対象外です。

 

入管局の発表

 

 

 

http://www.moj.go.jp/content/001315947.pdf

 

 

 

注:上記のURLをクリックすると、PDFがダウンロードされます。

 

 

まずは現状を把握する為に情報を整理する

在留資格の更新を忘れて期限切れになった場合【配偶者ビザ】在留期間更新許可申請を忘れて期限切れになった場合
在留期間更新許可手続きを失念していた事に気づいた場合、焦らずに現状を把握することが大事と紹介する行政書士のイラスト。

 

在留資格の期限切れの対応は、各人の状況で変わってきます。
最初に貴方が置かれた状況を把握することから始まります。

 

知る必要があるのは下記の4つです。

 

・ビザの有効期限
・有効期限から何日経過しているか?
・期日までに更新していれば、問題なくビザ延長が可能だったか?
・在留状況に問題がある場合、どこが駄目か?

 

これらをノートやA4のコピー用紙に書き出していきます。
PCでも良いですが、個人的には紙とペンを使うことをお勧めします。
(紙に書く作業を通じて、頭の中がクリアになります。)

 

絶対にやっては行けない行動

在留資格の更新を忘れて期限切れになった場合【配偶者ビザ】ビザ更新を忘れた時に逃亡や放置は絶対ダメです。
在留資格の期間延長手続きを忘れて、放置したり逃亡することはデメリットしかなく絶対にダメと力説する女性行政書士のイラスト。

 

配偶者ビザなどの有効期限が切れた場合に、絶対にダメな事は以下の通りです。

 

・放置する
・逃げる
・問題を軽く見る
・慌てる

 

上記の事柄はトラブルを大きくします。
特に逃亡や放置は重大な入管法違反(オーバースティ)となります。

 

有効期限切れを軽く見てはいけない

在留期間切れは、以前に比べると重い問題です。

 

昔なら特別受理(期限切れでも入管局が審査してくれた)で助けられた人も、今は難しいです。

 

コンプラ(法令遵守)は在留資格にも影響を及ぼしています。
(特別受理は法律上に存在しない入管局の救済策でした。)

 

現在は特別受理が簡単には行われないです。
期限切れの救済は、基本的に2種類しかありません。

 

・短期滞在からビザの変更
・在留特別許可(強制送還手続き中の救済措置)

 

期限切れからのビザ更新は、非常に手間と時間がかかります。

 

状況別の対応方法

在留資格の更新を忘れて期限切れになった場合【配偶者ビザ】ビザ更新を忘れた場合の対処法。
在留資格更新を忘れていた場合の事例と対処法の違いを説明する行政書士の画像。

 

更新期間が過ぎた場合の対処法は2つに分かれます。
好きなほうを選択ではなく、状況で使える手段が決まっています。

 

A:経過日数が1か月前後で、在留状況に問題がないケース。
B:それ以外のパターン。

 

Aの場合は、特別受理に近い形で解決する可能性があります。
Bのケースだと、在留特別許可の手続きを行う事になります。

 

 

更新忘れで期限切れの場合、普通のビザ手続きよりも難易度が高くなります。
個人的には行政書士に相談することをお勧めします。
許可の可能性判断は難しいです。
プロの知恵を借りた方が良いですよ。


 

Aの場合の対処法

在留資格の更新を忘れて期限切れになった場合【配偶者ビザ】在留期間切れの対処法はスピード勝負
ビザ期限切れになった場合の対処は時間との勝負と紹介する女性行政書士の画像。

 

まずは在留期間満了から日が浅く、在留状況が良好な場合です。
在留状況が良好とは、普通に更新していれば確実に配偶者ビザが貰えた場合を指します。

 

この場合の対処法は以下の通りです。

 

・書類を集めて、出入国在留管理局へ出頭。
・受付時間が終了(16時)を過ぎていても、入管局へ向かう。
・期限切れが休日の場合は、翌日の朝一で入管へ行く。
・場合によっては経緯書や反省文を準備する。
・入管の相談窓口で交渉(書類の受理)。

 

期限切れの期間が長引けば、長引くほどに不利になります。
場合によっては、期間中に職務質問があれば一発でアウトになります。

 

リスクを回避するために、スピード勝負になります。

 

Aの場合の手続きの流れ

期間満了日から2か月以内で、在留状況に問題がない場合の流れをご紹介します。

 

① 入管局の審査部門
 ・対象者への事情確認
 ・なぜ遅れたのか?
 ・どうしたいのか?
 ・在留状況などのチェック。

 

事情確認の結果、期限内に更新していれば許可が出ると判断した場合

 

② 入管局の警備部門
 ・違反調査

 

調査の結果、退去強制(強制送還)の必要なしと判断。

 

③ 審査部門
 ・対象者に短期滞在ビザの許可。

 

短期滞在から配偶者ビザへ変更申請を行う事が可能です。

 

④ 変更申請で元の在留資格に戻せる。

 

実質的な特別受理対応です。
普通に更新するよりも手間が掛かりますが、更新(変更)が出来ます。

 

 

関連記事:在留資格変更許可申請書の書き方と見本。

 

 

Bパターンの対処法

次はA以外のケースについてご紹介します。

 

Bは以下のパターンになります。

 

・経過日数が短期間&在留状況が微妙。
・経過日数が長い(2か月越え)&在留状況が悪くない。
・経過日数が長い&在留状況に微妙。

 

※在留状況が微妙というのは、確実に更新できるか分からない場合です。
 期限内に申請しても100%駄目なケースは除外しています。

 

対応方法は1つになります。

 

・在留特別許可でリカバリーを図る。

 

Aの場合と比べると、ビザ復活の確率も低くなります。
(退去強制になる可能性があり。)
また用意する書類の量など手間も時間もお金も段違いに必要です。

 

Bパターンの流れ

この場合の手続きの流れを大まかにご紹介します。
(本格的に書くと、これだけで別コンテンツになります。)

 

① 入管局の審査部門
 ・対象者への事情確認
 ・なぜ遅れたのか?
 ・どうしたいのか?
 ・在留状況などのチェック。

 

事情確認の結果
 ・期限内に更新しても許可が出せるか確約できない。
 ・ビザの期限切れが長い。

 

入管局の警備部門へ送られ、退去強制手続き。

 

② 入管局の入国警備官
 ・退去強制手続きへ

 

在留特別許可を狙う場合

在留特別許可を狙う場合、普通の申請ではなく、退去強制手続きの最終段階まで進める必要があります。

 

提出する書類も膨大になります。
対象者が日本で在留を認める必要性や相当性を証明する必要があります。

 

・日本人配偶者との間に子供がいる。
・子供の養育の必要性。
・本人の反省文。
・家族や親族の嘆願書。

 

これらの書類を集めて、入管局に提出します。

 

審査の結果、

 

・極めて単純な更新忘れ。
・経過日数が短期間。
・在留状況が良好。

 

法務大臣が日本の在留を認めた場合に特別許可が下ります。

 

その代わり、在留期間は1年になります。

 

出来る限り期限内の更新がベスト

ここまで更新手続きを忘れて期限切れになった場合の対応方法を見てまいりました。

 

普通に更新・変更申請する場合と比べると、非常に大変な手続きになります。
期限切れの間は違法状態になり、いつ警察や入管局に逮捕されても文句が言えない状況に追い込まれます。

 

努力の結果、更新ができても在留期限が短くなったりと不利な条件になります。
帰化や永住を検討している場合は、マイナスからのスタートです。

 

在留期間切れの更新に如何なるメリットもありません。
ビザの更新は3か月前から手続きが可能です。

 

家事、育児、仕事などで忙しい方は、半年くらい前から事前に準備して置くことをお勧めします。

 

もしくは行政書士など、入管申請のプロに任せることを検討するのも手です。

 

 

特別受理について

在留資格の更新を忘れて期限切れになった場合【配偶者ビザ】特別受理とは
入管局の特別受理について説明する行政書士のイラスト。

 

最後になりますが、特別受理についてご紹介します。
特別受理とは、本来の受理期間を超えての更新申請を指します。

 

条件は以下の通りです。

 

① 申請の遅延が天災や事故、病気などの申請者の責任ではない。
            or
② その他の遅れた事情を鑑みて、地方入管局長などが受理を許可した。

 

①か②の条件を満たし、

 

③ 申請者の状況で更新許可が確実に出せること。

 

①②③の条件を満たした場合に、特別受理が可能です。

 

かつては「うっかりミス」でも特別受理された時代があります。
事実上の救済策でした。

 

しかし、現在では特別受理されるケースが非常に少なくなっています。
制度の運用が厳格化して、特別受理はほぼ出ないです。

 

天災や事故、病気などで更新できなかった場合は、可能性がありますので掲載いたしました。

 

 

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