付き合っている時間が短い電撃結婚は入管からも一般的な目線からも怪しまれる。
個人的にはビビッと来たヒラメキ婚もありだと思いますが・・・
個人的にはスピード婚自体は、全く変な話だとは思いません。
私の周囲にも付き合って半年くらいで結婚した人もいます。
少し(かなり)古い話になりますが、某有名女優が年下の男性歯科医師と電撃結婚した話があります。
当時ニュースで散々騒がれた話ですので、ご存知の方は多いと思います。
交際して2か月で結婚した彼女の言葉「ビビビっときた」は流行語になったくらいです。
この女優さんは何度もヒラメキ婚と電撃離婚を繰り返した恋多き女性です。
一目惚れから、情熱的なアプローチで一気に結婚に持ち込む肉食系女子のパワーは見習いたいところです。
ビビビッと来たのが国際結婚の場合は事情が異なります。
情熱的なスピード婚もお相手が外国人となった場合は大変ですね。
彼らの前には二か国の役所と出入国在留管理庁という3つの壁が立ちはだかります。
国際結婚した夫婦の愛と情熱が試される場所ですね。
電撃結婚は入管から祝福されるとは限りませんから。
むしろ試練を課してくる登場人物です。
国際結婚してで一緒に愛を育むために、入国管理局に在留資格「日本人の配偶者等」の申請を出しても審査官からは冷たい返事が返ってくる可能性が高いです。
4コマ漫画イラストにするとこんな感じですかね。
一目ぼれした男性が、肘鉄を食らっても諦めずに猛アタックして3か月でゴールインしたカップルに待っている入管からの試練を4コマ漫画で表現したもの。
交際期間が短すぎて、婚姻の信憑性・安定性・継続性に疑義ありとして不許可処分が下されるケースが少なくありません。
ひらめき婚が不許可になりやすい理由
入管から在留資格の許可をもらえずに自棄になる男性と不許可の理由を説明した4コマ漫画イラスト。
第一の原因は説明不足にあり。
スピード婚が不許可になるのは、早すぎる結婚の理由を入管が納得できるだけの説明が出来ていないこと。
外国人の方が日本で生活するためには、在留資格が必要になります。
在留資格は法務大臣(入管の審査官)が許可を出すのが相当と認める場合のみ、配偶者ビザを付与することが可能です。
審査官が許可を出せるかの説明責任は、申請者(国際結婚した夫婦)にあります。
不許可の多くの場合は、入管が求める内容の資料が不足していたり、説明が不十分だったりすることです。
入国管理局が電撃結婚を疑う理由
交際期間が極端に短い場合は、審査官は偽装結婚であることを疑い警戒します。
一般的に配偶者ビザやお金目的の結婚の傾向として、付き合った時間が非常に短いことが挙げられます。
場合によっては、一度も面識がない相手と結婚していたケースもありますね。
偽装結婚という仕事?の関係上、交際期間が長くなりすぎるとコストが掛かりすぎて、採算割れになる可能性が高いからです。
交際期間が短い=偽装結婚という図式が出来上がります。
交際期間が短いだけでなく、結婚式を挙げてない、お互いの両親も子供の結婚相手のことを知らないケースも怪しいと思われます。
交際期間の目安
今までの傾向ですけども。
ファーストコンタクトから
・半年以下の国際結婚は、かなり厳しい審査が待っていることを覚悟する必要があります。
・3か月以下だと、不許可になる確率が非常に高くなります。
スピード婚は離婚もスピーディー?
偽装結婚だけではなく、電撃結婚は電撃離婚につながり易いという側面もありますね。
上記の有名女優の話ではないですけど・・・
一目惚れですぐに結婚した場合は、相手のことをよく知らずに一緒になってしまいます。
結婚後に相手の粗が見えてきて、結婚生活が苦しくなって離婚というケースがあります。
結婚生活は1日や2日で終了するものではありません。
結婚25年目には銀婚式、50年目には金婚式、60年目にはダイヤモンド婚という言葉があるように、基本的に何十年と共同で生活をすることになります。
全くパートナーのことを知らないで50年も60年も夫婦を続けるのは厳しい気がします。
ましてや国際結婚の場合、言葉も文化も考え方も異なるのが普通ですから。
徐々に愛を育んでいくという考え方もありますけども、電撃結婚の場合は最初がピークのような気がします。
一般人の目から見てもスピード婚したカップルが大変と思うものは入国管理局も同様の考えを持ちます。
電撃結婚の場合の対処法
スピード婚で在留資格を取得する場合の説明方法を紹介したイラスト。
時間が許すならば、交際期間をもっと延ばすのがベストです。
ある統計によりますと、恋愛~結婚に至るまでの平均年数が4年とあります。
離婚が禁止された国の場合は、結婚には慎重になる傾向があります。
4年とまでは行かなくても、ある程度の時間を積み上げると許可の可能性が高くなります。
それが無理なら立証資料を充実させることが必須。
事情があって交際期間を増やせない場合は、ふつうの国際結婚よりも説明量を増やす必要があります。
これは他の不許可になりやすい状況と同様です。
二人の出会いから始まって、告白から交際、プロポーズから結婚に至るまでの経緯を詳細に説明することが大事です。
デートに行ったときの写真や結婚式の写真なども欠かせない材料になります。
なぜスピード婚をしたのか?
申請で一番力をいれて、説明しないといけない部分はヒラメキ婚をする必要があったのかです。
配偶者側の親族やご本人は早い結婚を納得しているのかも重要ですね。