出会いは夜のお店(外国人パブ)で接客している彼女に一目ぼれ。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「外国人パブ 」などのキーワードで検索するとフィリピンパブやロシアンバー、中国ラウンジなど外国人の女の子が接客をしてくれるお店がヒットします。
のミナミや北新地などの歓楽街にはこの手の店が存在します。
男性であれば仕事や個人的に来店した経験がある人は少なくないでしょう。
そこで接客する彼女たちに一目ぼれする人もいるでしょう。
何度も通い詰めてデートにこぎ着け、告白が成功して交際が始まって・・・プロポーズして国際結婚した夫婦。
苦労して両方の国での結婚手続きも終わった彼女たちには、最後にして最大の試練が待ちま変えています。
出会いが水商売の国際結婚は結婚ビザの取得が難しい傾向に
国際結婚したカップルが日本で暮らすためには、区役所などで婚姻手続きと入国管理局で在留資格「日本人の配偶者等」や「永住者の配偶者等」、いわゆる配偶者ビザを取得する必要があります。
夜のお店で働いていた外国人配偶者と日本人が結婚したケースだと、ビザが許可されにくい傾向にあります。
はっきり言うと不許可になる可能性が高いです。
不許可になりやすい理由
来日した後の在留状況に問題があるケースが多く。
日本人との結婚がビザやお金目的のものである事がある。
夜のお店で働く人が全員、不真面目な人ではありません。
大半は仕事にプライドを持って働く人が多いです。
水商売も楽して簡単に儲かる仕事ではないです。
過去に上記のような傾向があったのも事実です。
在留状況の問題
代表的な問題を簡単にご紹介します。
勤務先の届け出をしていないケースが多い。
日本で働く外国人は、基本的に入国管理局に届け出を出して、許可をもらう必要があります。
多くの在留資格では風営法が適用される職業は禁止されているので、書類を提出できない事情も。
届け出をしていないと届け出義務違反となります。
在留資格の更新や変更の際にマイナス項目として評価されてしまいます。
例外は身分系の在留資格持っている方は活動内容に制限がないので届け出する必要はないですけど。
正確な納税を行っていない可能性。
一部の水商売のお店はコンプラ意識が良くない場合があります。
この様な場合、勤務する方も適正な納税を怠っている可能性があります。
最悪は一円も税金を払っていないケースも。
仕事をしている外国人で納税義務を怠っていると、ビザの変更や更新で不許可になる可能性が非常に高くなります。
夜の店で働く外国人は不法就労になっている可能性がある。
水商売のお店で働くことが出来る在留資格は限定されております。
風営法が適用される職場で働ける資格。
・日本人の配偶者等
・永住者の配偶者等
・定住者
・永住者
これ以外の資格ですと、不法就労となります。
資格外活動許可を持っている留学生も夜の店でのアルバイトは禁止されています。
学費を払うため、生活費を稼ぐために留学生は許可を取ればアルバイトすることが可能です。
勉強時間の確保と滞在費用を賄うという両方の条件を満たすことを考えると、水商売の選択が頭をよぎります。
インターネットで検索すると堂々と「留学生歓迎」と書かれた水商売の求人サイトが検索結果に登場します。
これを見ると、留学生でも時給の高い夜の店で働けると錯覚してしまいます。
留学生はダメですので、気を付けてくださいね。
ガールズバーや外国人パブなどで働く方に多いと聞くのが「留学」、「研修」、「興行」、「観光ビザ」です。
これらの資格者がキャストで働いていた場合、結婚ビザの取得が難しくなります。
勤務先が違法状態だと、落ち度のない外国人も違法状態になることが
たまにあるのですが、職場が違法状態だと、そこで働く方も不法就労になってしまう可能性があります。
対応方法
大前提:出会いは夜の店だったけど、本気の恋愛で結婚している。
たまたまファーストコンタクトが外国人バーだったというだけです。
対応のポイント
夜の店で働いていることは審査上、不利に働く事実は変わりません。
どのようにフォローすればよいのかを簡単にご説明します。
夜の店で働く理由
どうして風営法が適用される勤務先で働いていたのかを明確にする必要があります。
やむを得ない理由があるのか?
日本に来た経緯と在留資格について
身分系の在留資格以外だと、水商売は不法就労に該当します。
なぜ日本に来たのか?
最初の在留資格は何だったのかを説明する必要があります。
二人の交際経緯を詳しく
これは他の国際結婚でも問われる項目です。
今回のケースだと、一般的な結婚よりも詳細に説明したほうがベターです。
税金を払っていない場合
今まで納税をキチンとしていなかった場合は、税務署や市税事務所・府税事務所に申告して適正な税金を納める必要があります。
結婚後も水商売を続けるのか?
結婚して配偶者ビザを貰った後も水商売を継続するのか、スッパリと足を洗うのかを説明することが非常に大事です。
続けるのであれば、夫婦の経済状況や生活基盤について詳しく紹介する必要があります。
結婚後も水商売を続ける場合は、極めてシビアな審査が待っている。
簡単に4コマ漫画イラストでご説明します。
水商売を続ける国際結婚が厳しい理由を紹介した4コママンガ。
仕事を続けるならば、夫婦間で慎重な話し合いを
結婚後も夜の仕事を続ける場合は、夫婦間でよく話し合って双方ともに理解と納得する必要があります。
夫婦間での共通認識が異なると、離婚に発展するケースが少なくありません。
また水商場に対する夫の理解があることを証明することも大事です。
入国管理局の基本的な考え方は(入管だけでなく、一般の人も同じように考えると思います。)
・本当に愛し合って結婚したなら、奥方が水商売で男に接客することを許せないし耐え難いはず。
・それを敢えて夜の店で働くのは、本当にこの二人は結婚しているのか?
・実は水商売が合法的にできる配偶者ビザを取ることが目的の偽装結婚では?
入管局の審査官から、婚姻の信ぴょう性や継続性・安定性を強く疑われて、不許可になる可能性が非常に高くなります。