留学や就労ビザから配偶者ビザへ在留資格変更許可申請書の書き方と見本。
このページでは既に日本に在住して何らかのビザをお持ちの方が、日本人と結婚して配偶者ビザにビザを変更する場合の書類の書き方をご紹介します。
当サイトの別記事にて、在留資格変更許可申請書など入管局のフォーマット書類をダウンロードが可能です。
書類が必要な方は、下記のリンクをタップ・クリックして、PCなどに落としてご活用ください。
関連記事:在留資格変更許可申請書の無料ダウンロードはこちら。
別コンテンツで在留資格変更許可申請を失念して、期限切れになった場合の対処法を紹介しております。
ご興味のある方は、こちらの記事もご覧ください。
関連記事:ビザ更新申請を忘れて、在留期間が切れてしまった場合の対処法。
PC表示で右側の画像が未記入状態のもので、左側が記載後の見本となります。
スマートフォンでご覧の方は、上段の画像が無記入で、下段が記入済の変更申請書となります。
変更許可申請書は3ページございます。
見本に記入している人物や団体はフィクションで、実在の人物や団体とは一切関係ございません。
変更許可申請書の1ページ目
右上の写真
書類の右上の四角の枠内に、申請者(ビザを変更する外国人配偶者)の写真を貼り付けます。
サイズは縦4cmで横3cm。
書類の提出日の3か月前に撮影したもの。
(パスポートや在留カードの写真を使いまわすと、入国管理局から写真の撮り直しを要求されて受理されません。)
カラー・白黒のどちらでも可。
無帽(帽子を被っていない)もので、正面を向いていること。
背景がないもの。
裏面に申請者の名前を記入する必要があります。
入管局のサイトに詳細な写真の撮り方と見本が掲載されております。
このページを確認することで、どの様な写真を取ればよいのかが分かります。
出入国在留管理庁:提出写真の規格
http://www.immi-moj.go.jp/tetuduki/zairyuu/photo_info.html
このページを見ると、ビザ申請の写真の厳しさが分かります・・・
顔が少し横向き、太いフレームの眼鏡やレンズの反射。
笑顔なども厳しく無表情のみ。
さらに影があることや前髪の指定まで、事細かく書かれています。
1 国籍・地域
申請者の国籍や地域名を記入します。
例:中国、韓国、フィリピンなど。
今回の見本は米国人ですので、アメリカと記載しています。
2 生年月日
申請者の生年月日を記入します。
記入は西暦です。
見本では1990年の12月24日と記載しております。
3 氏名
申請者の名前を記入します。
パスポートに記載されているローマ字の名前を書いてください。
中国や韓国の方など、漢字の名前がある方はローマ字の後ろに漢字名も記入します。
見本では、「Fisher Lisa 」さんと記入してます。
4 性別
該当する性別に〇をつけてください。
見本のLisaさんは女性ですので、「女」の部分に〇をつけています。
5 出生地
申請人が生まれた国と都市名を記入します。
例:中国、重慶市、韓国、ソウル市など
LisaさんはアメリカのワシントンDCで生まれた設定ですので、「アメリカ・ワシントンDC」と書きました。
6 配偶者の有無
申請者が結婚しているか未婚か該当する場所に丸を付けます。
今回は就労びざから配偶者ビザへの変更申請なので、「有」に〇を付けます。
7 職業
申請者の現在の職業を記入します。
例:学生、会社員、無職なら「なし」と記入します。
Lisaさんは市立中学校で外国語を教える教師の設定なので、「教員」と書きました。
8 本国における居住地
外国人配偶者の母国にある住所を記入します。
見本では「アメリカ ワシントンDC」と記載しました。
9 居住地
ここには日本人と結婚した後に同居している家の住所を記載します。
住民票に書かれた記載をそのままに書いてください。
あとは電話番号と携帯番号も記入します。
固定電話の番号がない場合は、その部分は空欄でOKです。
10 旅券
申請者の旅券(パスポート)の旅券番号と有効期限を記載します。
有効期限は西暦で書いてください。
11 現に有する在留資格
現在のビザの名称を記載します。
例:「技術・人文知識・国際」、「留学生」、「文化活動」、「法律・会計」、「経営・管理」など。
Lisaさんは中学校で教師をしている設定なので「教育」と記入しています。
12 在留カード番号
現在所有している在留カード番号を記入します。
在留カードを見ながら書くと、書き間違いを防止することができます。
13 希望する在留資格
日本人と結婚して配偶者ビザを希望しているので、「日本人の配偶者等」と記入します。
14 変更の理由
ビザを変更する理由を書きます。
見本では「日本人と結婚したため」と書いています。
15 犯罪を理由とする処分を受けたことの有無
日本や海外で犯罪行為で処分歴があれば、「有」に〇をします。
「有」の場合は処分の内容を記入します。
何も無ければ「無」に〇をします。
見本では「無」に印をつけています。
16 在日親族・同居者の有無
日本に在住している家族や同居者がおられる場合は、「有」に〇をつけます。
親族等の続柄、氏名、生年月日、国籍、同居の有無、勤務先の名称、在留カード番号を記入していきます。
見本ではLisaさんは、日本人男性「剛田龍之介」さんと結婚していますので、剛田さんのデータを記載しました。
誰もいない場合は「無」に〇を付けるだけでOKです。
ここまでが1ページの内容です。
在留資格変更許可申請2ページ目
17 身分または地位
該当するものにチェックを入れます。
今回は日本人が外国人と結婚したので、「日本人の配偶者」欄にチェックを入れています。
18 婚姻、出生または縁組の届け出先、届け出年月日
日本人と結婚した場合、婚姻手続きをした役所の名称と実際に届け出した日時を記入します。
今回の見本は日本人剛田龍之介さんと米国人 Lisa・Fisherさんが日本で婚姻手続きしたという設定になってますので、
(1)の届け出先はにある区役所で2019年の4月3日に書類を揃えて、婚姻届けを提出したという形になっています。
(2)の本国等届け出先は、本来であれば外国人配偶者の母国の役所の名称がはいります。
見本を見ていただくと届け出先欄には「なし」と記載されています。
これは日本人とアメリカ人が、日本で先に婚姻手続きをした場合、アメリカの大使館などに報告的届け出をする必要がないので届け出た役所が無いことからこの様な表現になっています。
国際結婚は相手の国によっては、報告するまでもなく日本で有効に成立した場合は配偶者の母国でも成立した扱いになる場合もあります。
19 申請人の勤務先等
申請人が働いている場合は、ここに勤務先の名称、住所、電話番号、年収を記入します。
見本のFisher Lisaさんは、市にある公立中学校で外国語を教える教師という設定になっています。
今回は学校の名前に住所、電話番号、年収額を記載しています。
20 滞在費支弁方法
日本での生活費などは誰が出して、月額にいくら位出しているのかを記入します。
見本では外国人配偶者のLisa・Fisherさん自身が生活費を捻出しているので、
「□本人負担」のところにチェックを入れています。
金額は月額の給与額を記載すると良いでしょう。
2ページ目はここまでです。
3ページ目
21 扶養者
外国人配偶者が日本で扶養(養われる)場合は、扶養者の氏名や生年月日などのデータを記入します。
扶養される予定がない場合は空欄でOKです。
見本のケースではLisa・Fisherさんは仕事を続ける設定ですので、扶養者欄は空欄にしています。
22 在日身元保証人または連絡先
日本にいる身元保証人を記載する欄です。
日本人と結婚した場合では、通常は日本人配偶者の住所、氏名、職業、連絡先を記載します。
見本では日本人配偶者の剛田龍之介さんのデータを書いています。
23 代理人
ここの代理人は両親などの法定代理人が申請した場合は記入します。
通常は日本人と結婚して配偶者ビザを取得する場合には、法定代理人は出てこないので、ここは空欄になると思います。
自筆で署名
最後は申請人の方が自筆で署名と日付を記載します。
見本では手書き風のフォントでLisa・Fisherと書いています。
必ず手書きで名前と日付を記載してください。
一番下
行政書士が変更許可申請に関与した場合は、行政書士の氏名や住所、電話番号を記載します。
関連リンク:在留資格変更許可申請のポイント。
当サイトの別記事にビザ変更する場合のポイントを簡単にまとめたページがございます。
ご興味がある方は上記のテキストリンクをクリック・タップしてご覧ください。