再入国許可申請とは

配偶者ビザなどの在留資格は、日本から出国すると消滅します。
苦労して取った配偶者ビザのみならず、永住ビザも単純出国すると自動的に消滅してしまいます。

 

一時的に日本から出国するときに再入国許可を取得しておくと、現在取得している配偶者ビザなどの在留資格を帰国後も保持することが可能になります。

 

再入国許可には2種類あります。

・みなし再入国許可
・再入国許可

 

みなし再入国許可

2012年に新しく出来た許可です。
出国して1年以内に帰国(日本へ)する場合に、簡単な手続きで取得が可能な再入国許可です。
特徴はワザワザ入国管理局へ出向いて、許可申請しなくても取ることが可能です。
その代わり、みなし再入国許可は延長が出来ません。
1回こっきりの許可になっています。

 

みなし再入国許可で1年を超えると自動的に在留資格が消滅しますのでご注意ください。

 

再入国許可

1年以上、日本を出国する場合には「みなし再入国許可」ではなく、「再入国許可」を取得する必要があります。
こちらの再入国許可は、入国管理局へ出向いて申請書を提出する必要があります。

 

3か月以上出国する場合は再入国許可を取得することをお勧めします。

1年未満であれば、簡易なみなし再入国許可でも問題ありませんが、
将来的に永住ビザの取得を検討される方は、ちゃんとした再入国許可を取得することをお勧めします。

 

在留期間の制限がない永住の在留資格や日本の国籍を得るための帰化では、一定以上の年数が必要です。
年数の計算で3か月を超える出国があると、それまでの日本での滞在年数がリセットされてしまいます。

 

再入国許可申請書

再入国許可申請書の書き方と見本再入国許可申請書の書き方と見本

再入国許可申請書の書き方と見本再入国許可申請書の書き方と見本

 

一番上

申請書の一番上に、申請する入国管理局の名称を記入します。
例:大阪、東京、札幌、仙台、名古屋、高松、広島、福岡の何れかを記載します。
見本では「大阪」と記入しています。

 

1 国籍・地域

申請者(再入国許可を取得希望する外国人)の所属する国籍・地域を記入します。
例:中国、アメリカ、台湾、韓国、フィリピンなど。
見本では中国人の謝さんの申請なので「中国」と書いています。

 

2 生年月日

申請者の生年月日を西暦で記入します。
見本では1985年2月1日と記載しました。

 

3 氏名

申請者の名前を記入します。
パスポートに書かれたローマ字を記載します。
漢字圏の人で漢字の名前がある場合は、漢字名とローマ字の名前を併記します。
見本では「謝 ○○」と「Xie ○○」と書いています。

 

4 性別

該当する性別に丸を付けます。
見本では「男・Male」の方に〇を入れています。

 

5 日本における居住地・電話番号

申請者が日本で住んでいる住所を記入します。
あとは電話番号と携帯番号を記入します。
原則的に住民票に記載された住所をそのまま記載します。
見本では「大阪府大阪市○○区○○町1-11-1」
電話番号は「06-0000-0000」と書きました。

 

6 旅券番号

申請者が所持しているパスポートの番号と有効期限を記入します。
見本では「AB○○○○○○」、有効期限が「2021年12月31日」と記載しています。

 

7 現に有する在留資格

申請者の現在のビザ(在留資格)を記入します。
設定で謝さんは、3年の就労ビザを持っている設定にしています。
見本では「技術・人文知識・国際業務」、有効期間が「3年」と書きました。
在留期限は「2022年5月1日」としました。

 

8 在留カード番号・特別永住者証明書番号

申請者が現在持っている在中カードの番号を記載します。
特別永住者の方は、特別永住者証明書の番号を。
見本では「AB〇〇〇〇〇〇〇〇CD」と記入しました。

 

9 渡航目的

申請者が海外に出向く理由で該当するものにチェックマークを入れます。
謝さんは会社の仕事の関係で中国へ向かうという設定なので、
「□ 商用」にチェックを入れています。

 

10 予定渡航先国名

申請者(再入国許可を希望する外国人)が実際に出向く国の名称を記載します。
例:中国、韓国、台湾など
謝さんは中国へ商用で出国予定なので、「中国」と記載しました。

 

11 出国予定年月日・港

出国する予定の日付と港(通常は空港)の名称を記載します。
見本では、「2019年6月1日」、港は「関西国際空港」と記入しました。

 

12 再入国予定年月日・港

申請者が帰国(日本)する予定の日時と再入国する予定の港(空港)を記載します。
設定では謝さんは、1年後に日本に関空から帰ってくる設定ですので、
「2020年6月3日」、「関西国際空港」と記入しています。

 

13 希望する再入国許可

1回こっきりの再入国許可で良ければ、「□ 1回限りの再入国許可」
複数回の日本を出国と再入国を繰り返す予定であれば、「□ 数次の再入国許可」
いずれかの方にチェックしてください。

 

多くの場合は「□ 数次の再入国許可」のほうが便利だと思います。
見本でも「□ 数次の再入国許可」にチェックしています。

 

注意点:1回限りと数次の再入国許可では納付する手数料が異なります。

・1回限りの方が3000円。
・数次の許可は6000円。

 

14 犯罪を理由とする処分を受けたことの有無

犯罪での処分歴(海外での処分歴を含む)が無ければ「無・No」に丸を付けます。
ある場合は「有・Yes」に〇を付けて、具体的な処分内容を記入します。

 

見本では「無・No」に〇をつけました。

 

15 確定後の刑事裁判の有無

確定した(判決が出た)刑事裁判を受けた経験がなければ、「無・No」に丸を付けます。
ある場合は「有・Yes」に〇を付けて、具体的な処分内容を記入します。

 

14番で、「無・No」に丸を付けた場合は、ほぼ、「無・No」になると思われます。
見本も「無」に印をつけています。

 

16 旅券を取得することができない場合はその理由

多くの場合は「空欄」になります。

 

旅券を取得できない場合とは、日本国が承認していない国や地域の方が来日する場合、
国や地域を支配する権限を持つ機関(役所)が発行する旅券は、日本ではパスポート扱いされません。
この場合は最寄りの日本大使館で「渡航証明書」の発行を受けて来日します。
またパスポートを持たない人に国籍がない人(無国籍者)も存在します。

 

これらのパスポートを持たない在日外国人に対して、法務大臣が与える再入国許可証は、日本に再入国する場合に限り日本国で旅券とみなされます。

 

17 法定代理人

申請人に法定代理人(親など)がいる場合は、法定代理人の情報を記入します。

 

署名欄

一通りの内容を書き終えたら、申請者が自筆で署名をします。
法定代理人がおられる方は、代理人が自筆で署名します。

 

取次者

今回の再入国許可を行政書士などの取次者が申請した場合は、取次者の情報を記載します。

 

永住ビザ取得した人は特に再入国許可の取り忘れにご注意ください。

再入国許可、みなし再入国許可を取らないで、海外旅行や里帰りをしてしまうと在留資格が消滅してしまいます。
これは配偶者ビザだけでなく、永住ビザの取得者にも適用されます。
ウッカリ手続きを忘れて出国した。
みなし再入国許可の1年を超えて出国してしまった場合、10年近く掛かって取得した永住ビザが無くなってしまう可能性があります。
絶対に外国籍の方が日本から出国するときは再入国許可の手続きを必ず行ってください。

 

関連記事:日本人と結婚した外国人が帰化する場合。

 

永住ビザと帰化申請の違いをご紹介しています。
ご興味がある方はご覧になってください。

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