アルゼンチン人と日本人が国際結婚する場合の手続き

アルゼンチン人と日本人が国際結婚する場合の手続き【配偶者ビザ】アルゼンチン人と国際結婚
アルゼンチン人と日本人の国際結婚は両方の国で手続きが必要だと説明する女性行政書士のイラスト。

 

このコンテンツはアルゼンチンの方と日本人が国際結婚する場合の手続きや必要書類についてご紹介します。

 

ちなみに爾はアルゼンチンの漢字一文字略です。

 

日本人と爾国人の国際結婚を成立させる為には、両方の国で法律婚を成立させる必要があります。
順番はアルゼンチンからでも、日本からでも問題なく行えます。

 

基本的には、外国人パートナーの状況に合わせると良いと思います。

 

・爾国人パートナーが中長期滞在(留学・就労など)している場合は日本から。
・婚約者が日本に来れない場合は、アルゼンチンから。

 

実際に国際結婚手続きを始める前に

国際結婚は二つの国の法律が絡む面倒な側面があります。
しかも結婚に関する手続きは頻繁に改正されます。

 

当サイトも細心の注意を払って記事を書いておりますが・・・
アルゼンチンパートナーの役所のローカルルールまではフォローが行き届かないのが現実です。

 

なので実際に手続きを開始する前に、両方の国の大使館などに問い合わせるなどの調査が必要になります。

 

 

念のために両方の国の大使館のURLを掲載いたします。

 

 

在アルゼンチン日本大使館

 

 

https://www.ar.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 

 

 

在日本アルゼンチン大使館

 

 

https://ejapo.cancilleria.gob.ar/ja

 

 

 

アルゼンチン大使館のHPで、詳しい情報はスペイン語で書かれています。
こちらはパートナーと一緒に確認することをお勧めします。
(Google翻訳をかけると一部変な翻訳になります。)

 

アルゼンチン人の婚姻要件

アルゼンチン人と日本人が国際結婚する場合の手続き【配偶者ビザ】アルゼンチン人と日本人が国際結婚する場合
アルゼンチン国籍の人が結婚するための条件を紹介する行政書士の画像。

 

実際の手続きに入る前に、爾国人が結婚できる条件をご紹介します。

 

・結婚年齢は男性18歳、女性16歳です。
(未成年の場合は、裁判所、法定代理人の許可が必要)

 

・近親婚は日本よりも範囲が広いです。
養子縁組間の結婚も禁止されています。

 

・再婚禁止期間は、1987年に廃止されて現在はありません。

 

・重婚も禁止されています。
アルゼンチンは一夫一妻制度を採用しています。

 

・恒常的、一時的な理性の喪失がある場合の結婚もNGです。
喪失の理由を問わないとあります。

 

・性別:同性間の結婚も異性間の結婚と同様の効果があります。
アルゼンチンは同性婚が認められています。
南米で一番最初に同性婚が合法化された国で、現在16,000組を超える同性夫婦が存在します。

 

アルゼンチンの夫婦は同居義務あり

ついでにアルゼンチン人と結婚した場合の夫婦間の義務も触れておきます。

 

夫婦に課せられた義務

 

・互いに貞操、協力、不要の義務
・同居の義務
 (例外的な状況により、一時的な別居を余儀なくされる場合を除く)

 

同居の義務が法律で明文化されています。
同居義務の例外もハードルが高くなっています。

 

同居義務が解除されるのは、裁判所が法定別居を命じた場合だけです。
条件は、夫婦の何れか、子供の肉体、精神、心理上の健康に一定の危険が生ずる場合は裁判所が同居義務を除却することが出来るとあります。

 

日本方式でアルゼンチン人と結婚する場合

アルゼンチン人と日本人が国際結婚する場合の手続き【配偶者ビザ】日本でアルゼンチン人と国際結婚
日本の役所で爾国人と国際結婚する場合のスケジュールを紹介する女性行政書士の画像。

 

まずは日本の区役所で創設的届出をする場合を紹介します。

 

流れは以下の通りです。

 

① 在日本アルゼンチン大使館で独身証明書を入手する。
・アルゼンチンは婚姻要件具備証明書を発行しません。
・代わりに独身証明書を使います。
・爾人の身分証明書・パスポートで入手可能です。

 

② 日本の区役所で婚姻届を提出。
・日本人とアルゼンチンの婚約者2名で市役所に向かう。
・婚姻届に成人の証人が必要です。
・受理されれば日本側の手続きは終了。

 

婚姻届の書き方は別ページで紹介しております。

 

 

関連記事:婚姻届の書き方(国際結婚の場合)

 

 

 

提出する市役所によっては、法務局へ婚姻届を受理してよいか確認をとる場合があります。この場合、法務局の面接と受理されるまでに数か月かかります。


 

 

③ 在日本アルゼンチン大使館に報告的届出。
・日本で行った結婚手続きの結果を爾側に報告します。
・大使館で結婚証が発行されれば手続きは完了です。

 

④ 出入国在留管理局で配偶者ビザの手続き
・国際結婚の場合、結婚しただけでは日本に住めません。
・日本で住む場合は、日本の入国管理局で在留資格(日本人の配偶者等)の申請。
・アルゼンチンで住む場合は、向こうの役所にビザの申請。

 

必要書類

各役所で提出する書類をご紹介します。

 

①アルゼンチン大使館で提出する書類

 

アルゼンチン人

・身分証明書
・パスポート
・在留カード

 

大使館に行く前に事前確認をお勧めします。
(書類が変わっている可能性があります。)

 

②日本の区役所での必要書類

 

日本人

・戸籍謄本
・婚姻届
・本人確認書類(免許証やパスポート)
・申述書(自由形式)
 婚姻要件具備証明書が提出できない理由と代替の書類を提出する旨。

 

アルゼンチン人

・独身証明書
・出生証明書(アルゼンチン外務省の認証付き)
・パスポート
・上記3つの翻訳文
・在留カード

 

③ 在日本アルゼンチン大使館

 

アルゼンチン人

・パスポート
・身分証明書
・申請書

 

日本人

・パスポート
・戸籍謄本(日本の外務省の認証付き)
 戸籍にパートナーとの婚姻事実の記載。

 

アルゼンチン方式での国際結婚手続き

アルゼンチン人と日本人が国際結婚する場合の手続き【配偶者ビザ】海外でアルゼンチン人と国際結婚
日本人がアルゼンチンに入国して、国際結婚する場合の注意点を紹介する女性行政書士のイラスト。

 

次は日本人が爾国に赴くパターンです。
アルゼンチンでの手続きは、大使館、身分登録所(日本で言うところの区役所)です。

 

参考までにアルゼンチンの首都ブエノスアイレスの役所のURLを掲載いたします。
パートナーと一緒に、又はGoogle翻訳でご覧になってください。

 

 

https://www.buenosaires.gob.ar/registrocivil/informacion-general-para-casarte

 

 

サイト内検索するときに「Matrimonio」と入力すると結婚に関する情報が出てきます。

 

アルゼンチン方式で結婚する場合は、現地での滞在時間が10日近く必要です。

 

爾国に着くまでに24時間から33時間かかります。
よって往復するだけで2日から3日の時間を費やします。
また結婚式の1週間前までに、現地の病院で健康診断を受ける必要があります。

 

手続きの流れ

アルゼンチン人と日本人が国際結婚する場合の手続き【配偶者ビザ】海外でアルゼンチン人と国際結婚
アルゼンチンで創設的届出をする場合の手続きの流れを紹介する行政書士の画像。

 

スケジュールは以下の通りです。

 

① 出国前に日本の役所で書類を揃える。
・区役所で戸籍謄本
・戸籍謄本を外務省で認証(アポスティーユ)
・その他の書類などの準備

 

 

 

認証付きの戸籍謄本は、多い目に取得することをお勧めします。
万が一、足りなくなった場合、日本に戻るか親族等に取得してもらう羽目に。


 

 

② 在アルゼンチン日本大使館で各種証明書の入手。
・出生証明書
・婚姻の身分事項証明書
・これらの書類は英語かスペイン語で作成されます。

 

 

③ 婚姻儀式の予約
・身分登録所で婚姻儀式の予約を行います。
・地域によってはインターネットで予約可能。
・パートナーの地域を管轄する役所に問い合わせ。

 

 

※予約時にスペイン語が話せるかチェックされる場合あり。
スペイン語が分からない場合は通訳が必要です。
公式通訳に登録された人、適切な能力がある人。

 

 

地域によっては日本語が出来る通訳を探すのに時間がかかります。
中南米では日本語はメジャーな言語ではありません。
中にはブエノスアイレス在住の通訳者を呼んで対応した人も。


 

 

④ 役所が指定した病院で血液検査。
 ・婚姻儀式(結婚式)の1週間前までに行う。
 ・公立病院か役所の管轄地域内にある病院
 ・病院の検査結果を身分登録所に提出。
 ・ウェブサイトには婚前審査とありました。

 

 

⑤ アルゼンチンの身分登録所に書類提出
・準備した書類を提出します。
・カップルの書類と証人2名、通訳の書類
・提出期限がバラバラなので注意が必要です。
通訳者の書類は儀式の3日前までに提出が必要。

 

 

⑥ 婚姻の儀式(結婚式)
・今回の婚姻に反対意見や異議申し立てが無ければ儀式スタート。
・カップルと証人2名が役所に出頭。
スペイン語がわからない場合は通訳も参加。
・儀式そのものはスグに終わります。
・終了後、役所の担当官、新婚カップル、証人が婚姻証書に署名。
・役所の婚姻登録簿に記載後、結婚証明書が発行されます。

 

 

⑦ 日本側の手続き(報告的届出)
・在アルゼンチン日本大使館、区役所に婚姻届。
・アルゼンチンの結婚証明書は外務省・内務省の認証が必要。
・区役所は日本人一人で手続きが可能。
・婚姻届が受理され戸籍に事実が記載されれば手続き完了。

 

 

⑧ 配偶者ビザの手続き
・日本で暮らす場合は、出入国在留管理局
・アルゼンチンで暮らす場合は、爾国のイミグレーション。

 

 

必要書類

ここから各役所に提出する書類を紹介します。

 

② 日本大使館で必要な書類

 

・日本人の戸籍謄本
・パスポート

 

戸籍謄本は外務省の認証が必要です。

 

 

⑤ アルゼンチンの身分登録所に提出する書類

 

日本人

・出生証明書
・身分事項証明書(婚姻など)
 両方ともスペイン語で記載(大使館で取得)
・パスポート
・血液検査の診断書

 

アルゼンチン人の婚約者

・申請書
・IDカード(DNI)

 

儀式に参加する証人

・IDカード(DNI)

 

通訳者(必要な場合)

・IDカード(DNI)
・その他役所が指定した書類

 

通訳者の書類は結婚式の3日目までに提出。

 

 

⑦ 日本の役所に提出する書類

 

日本人

・婚姻届
・戸籍謄本
・パスポート

 

アルゼンチン人

・結婚証明書(外務省・内務省の認証つき)
・パスポート
・証明書&パスポートの和訳分

 

報告的届出なので、婚姻届の証人欄の記入は不要です。

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